vin de MICHINOKU キュベ東北

ヴァンドミチノク


 3月11日、19:00、

bistro antiquaにてヴァン・ド・ミチノク2020の抜栓をいたします。

東北6県のブドウと想いの詰まった1杯を、みんなで、”いただきます”。

 フランス、ロワールのピエール=オリヴィエ・ボノームが、東北の仲間へと毎年瓶詰め

を続けている”キュヴェ東北”も、一緒に味わいましょう。

 


 

 

vin de MICHINOKU 2020

ブドウ品種内訳

青森 メルロ 189 kg スチューベン419 kg

岩手 山ソーヴィニョン 210 kg

秋田 ワイングランド 520 kg

宮城 メルロ 81 kg マスカット・ベーリーA 146 kg

山形 マスカット・ベーリーA  1,664 kg

福島 マスカット・ベーリーA 24 kg

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合計 3253 kg(正味 2603 kg

生成量 1,524 L

本数  1,960

●発酵前の分析値(果汁)

比重;1.081brix19,37%PH3,36 総酸;6,82 g/(酒石酸算出) 

SO₂;遊離0ppm 結合0ppm

●醸し期間 20201007日(水)~1106日(金)

●酵母:ピエ・ド・キューブ(タケダワイナリー サンスフル赤)

●醸し及びアルコール発酵:ステンレスタンク ●補糖:なし

MLF:なし

●樽熟成:なし ●コラージュ:なし ●ろ過:なし

●ビン詰め日 20201112日(木)

●びん詰時の分析値(ワイン):

比重;0.996 PH3,55 アルコール;10.1% 総酸;7,75g/(酒石酸算出) 

エキス;2.68% SO₂;遊離2ppm 結合11ppm(※酵母の代謝による生成物)

<生成までの工程>

1007日 選果をし、腐敗果や未熟果を選別。その後、除梗を行いタンクへブドウを投入。発酵確認後、ピジャージュを行う。ワインの状態をみながら、回数など調整をする。基本毎日。

1106日 デキュバージュを行い、フリーランを別タンクへ移動する。澱下げを行う。

1107日 フリーランを取り除いたもろみを、Mitosayaさんへお送りする。

1112日 澱引き後、すぐビン詰め

 

2020年の冬は、今まで経験のない暖冬でした。降雪は非常に少なく、“根雪”になる事がありませんでした。気温も真冬日が2月に1日あったのみで、10℃を超える日があるなど1898年の気象庁の統計開始以来もっとも気温の高い冬でした。積雪がないので、春や夏の水不足の心配などがありますし、最も懸念したのが気温が高い為、病害虫が越冬してしまう事です。そのような事で心配事の多いシーズン開始となり、これに新型コロナウィルス騒動が追い打ちをかけました。しかし、人間界の騒ぎをよそにブドウ畑はいつも通りに進んでゆきました。14月上旬は平年より暖かい気候で推移し、桜の開花も早かったのですが4月中下旬に寒さが戻り雨続きとなりました。当初心配した越冬病害虫については冬の病害虫対策が功を奏し、大きな問題もなく進みました。56月は雨がすくなく空梅雨になると思われましたが、7月に入り大雨が続き、山形県北部では最上川が氾濫し甚大な被害がでました。7月にヴェレーゾン期に入るデラウエア種が直撃を受け、登熟状態が悪く、雨による病気が蔓延するなど大きな影響がでました。

その後8月~10月は一変し晴天の日が多く雨も少なく、東北は台風の影響もさほどありませんでした。

シャルドネ種やvin de michinokuの原料であるマスカット・ベーリーAやそのほかの黒ブドウは順調なヴェレーゾン期を迎えました。しかし、肥大期における7月の大雨の影響は少なからずあり、果皮の厚さや色、果肉の濃縮感など少しものたりない品種も見受けられました。

醸造ではそれを受けて、今年はブドウに無理をさせず味わいを引き出す事を念頭に置きました。通常タケダワイナリーでは、マスカット・ベーリーA種や山ぶどうその他の黒ブドウ品種に関しては、ルモンタージュとピジャージュを併用し状態を見ながら使い分けをしています。しかし、今年のmichinokuに関しては、酸化を避けることや強い抽出を避けるという意味で、ピジャージュのみにしました。毎日朝昼晩と状態を見て、ピジャージュの回数と強弱を変えながら管理をしました。はじめは色素不足から来る、蒸したサツマイモやピーマン香などが気になりましたが、ゆっくりと抽出を続けることにより、ベリー香などの果実感や、ナッツ、カカオなどオイリーさと複雑さが出てきました。昨年がmichinokuで一番長いキュベゾンでしたが、今年はそれより長い期間の醸しとなりました。

軽やかでありながら、複雑さもあり、ぬめり感や後味のうま味も感じられる、いろんな意味での透明感がある仕上がりになったとおもいます。


震災から今年で10年、このワインがすこしでも皆様の思いをつなぐお役にたてたら幸いです。



Cuvée 東北 2018

<産地> フランス ロワール地方 トゥーレーヌ

<生産者> ピエール=オリヴィエ・ボノーム

<歴史> オーナーであるボノームは2004年、弱冠18歳の時にル・クロ・デュ・テュ=ブッフの収穫に参加し、そこでティエリに才能を見いだされ、以降ティエリから共同経営者を前提にスカウトされる。2006年から2008年までアンボワーズのワイン学校に通いながらティエリのネゴスで経験を積む。2009年、ティエリと共同でネゴシアン「ピュズラ=ボノーム」を立ち上げる。2014年末、ティエリがネゴシアンから抜けてピエール=オリヴィエ・ボノーム単独で再スタートする。

<気候> ネゴシアン畑の大部分は緩やかな起伏のある丘に点在し、主にロワール川とシェール川の影響を受ける。秋か

ら冬春にかけては川と地上の温暖差で朝夕はしばしば深い霧に覆われる。

<畑総面積> 7ha <農法> ビオロジック <収穫方法:100%手摘み 畑で選果>

<ドメーヌのスタッフ> 3人、季節労働者数名    <趣味> 釣り&ワインを飲むこと

<生産者のモットー>それぞれの畑のテロワールをそれぞれのワインの味に忠実に反映すること

    

 

Cuvée 東北 2018

品種 コー

樹齢 35年平均

土壌 シスト・石灰質、シレックス・粘土質

マセラシオン スミマセラシオンカルボニック 20hlの木桶タンクで14日間

醗酵 自然酵母で1ヶ月

熟成 古樽500L18ヶ月

マリアージュ(生産者から)冷製ブーダン 牛肉のパヴェステーキ マンステールチーズ

ちなみに!・・・

収穫日は2018926日。収量は40hl/ha。買いブドウはビオディナミ生産者アラン・クルトー、 そしてビオ生産者シモン・タルデューから!2018年は春の遅霜に遭い、アラン・クルトーのブドウはほとんど被害がなかったが、ボノームの畑は60%減だった!古樽から木桶タンクの熟成に変えた。SO₂無添加、ノンフィルター!

2018年はコーの当たり年!ガメイやピノなど早熟品種はミルデューの猛威に晒されたが、それ以上にブドウの房が多かったため、大きく収量が落ちることはなかった。7月の終わりから乾燥した天気が続き、一時日照りが心配されたが、結局冬と春に降った雨のストックがあったおかげでかろうじて水不足は逃れた。収穫日は例年よりも2週間ほど早い。


収穫したブドウは状態がきれいでフェノールも十分熟していた。

キュヴェ東北